素敵に暮らす 住まいの作り方

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「住まいとインテリア」のスクーリング講座 

先週の東京は残暑も猛暑。とっても暑かったです。

そんな中、日本女子大学で持っている通信課程
夏季スクーリング集中講義があり、月曜日から土曜日まで目白に通いました。

私は、ここで 
「住まいの中の インテリア」 を考える授業を担当しています。

1日3時間半の長い授業なので、盛りだくさん。
初日のスライドの枚数は160枚になります。

お話しする内容は大きく3つ

■ 住まいづくりの基本 動線と収納
■ インテリアの基本的な手法やテクニック
■ 自分でできるインテリアのレッスン方法


ところで、インテリアの授業で、なぜ最初に「動線と収納」の話をするかと言えば
私は、居心地のいい家をつくるための3つの要素を、こんなふうに考えているからです。

       キャプチャ
このブログでも書いてきましたが、
住まいは動線と収納をうまく整えるとずいぶん暮らしやすくなります。
無駄な動きが無くなって時間が短縮できる上に、片付けなくても片付く
‘散らからない家’になるからです。

そしてその動線と収納がうまく組み合わさってくぼみができたところに
インテリアが安定してのっている状態が、
「居心地のいい住まい」をつくる条件だと考えるからなのです。

10月に出る本「40代からの住まいリセット術」も、この話がもとになっています。

授業2日目からはいよいよ課題をだして、
実際の住まいを考えて形にしていきます。テーマは、ズバリ 

  「私にとって居心地のいい家」

実は ここで前出の3つの要素の前に考えてもらうことがあります。

     どんなふうに暮らしたいのか。
     どんなふうに生きていきたいのか。


これも1枚のコンセプトシートにしてもらうのですが
ここがなかなか難しくて・・・、やがて、楽しいのです。

考えはじめ、悩んで、図面を書き始めるころは
学生の顔が活き活きとし出すのがわかります。

今年もたくさんの「居心地のいい家」に出会いました。


【関連記事】

スクーリング講座「インテリア演習」の同窓会
  

| インテリア | 09:00 | TOP↑

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ペットと暮らすCさんのリフォームが完成 その2

・・・・前回の続きです。

Cさんのリフォームのテーマは
愛犬Mちゃんとの快適な生活  以外にもうひとつ。
アジアンリゾートのような、ホテルライクなインテリア   でした。

そこで今日は 「インテリアを効果的に見せる設計の話」 を。

_DSC0162 - コピー
   玄関


室内の床や天井、壁といった部分の素材・色を考えるとき、合わせて考えたいのが、
窓や窓枠、ドアやドア枠、巾木(はばき)、廻り縁(まわりぶち)など、
いわゆる 室内の付属建材の色や素材、かたちです。

巾木とは、床から数センチくらいの高さで、壁面下部に張り巡らされている保護建材です。
本来は木製で、壁と床のつなぎ目を隠したり、傷や汚れの防止のためにつけられるものです。

日本でも、洋室ならほとんどの住宅に巾木があるはずですが、
美容院やブティックなど、あえて巾木をつけない設計もあります。
コストダウンと、シャープな印象が出るという効果を考えてのことです。

一般の住宅の場合は、掃除機や家具などによる傷や汚れ防止のために、
巾木はあったほうがいいと思います。 

同様に廻り縁は、天井と壁のつなぎ目を閉じる役割を担います。
天井の高い欧米の住宅では、廻り縁自体にもさまざまなデザインがあり、
インテリア・スタイルを表現する要素になっています。

が、天井の高くない日本の住宅の場合こそ、インテリアの重要な要素だと思っています。

_DSC0058 - コピーのコピー - コピー
奥の和室だったところをキッチンに。手前のダイニングとつながるように  
とれないたれ壁を折り上げ天井で隠しています。                   


200DSC_1091 - コピーのコピー - コピー (2)
同じ場所の既存写真  茶色の廻り縁でした

  
Cさんのお宅の巾木は、できるだけ存在感を見せないために、
高さ3.6センチの木製既製品の白いものを使いました。
実は廻り縁も同じものを使っています。

    + + + +

インテリアを効果的に見せたい場合、(見せたいスタイルにもよりますが、)
室内はできる限り「なにも描かれていないキャンバス」のような印象を目指して
巾木や廻り縁を壁の色に合わせることはよくしています。

空間が“真っ白いキャンバス”なら、思い通りのインテリアにしやすいからです。
Cさんのお宅の印象はいかがでしょうか?

_DSC0199 - コピー
 リビングのシェルフ 間にエコカラットタイルを張っています
 
ところで、秋にNHK出版から 住まい作りの考え方やノウハウを書いた
  
  「40代からの住まいリセット術」  ~日常を極上に~
という本を出していただくことになり、夏休み返上、昨日までかかりっきりでした。
                ・・・・が、まだ書き終わっていません・・・。

「毎週書こう!」って、自分の中で決めていたブログの更新も遅れてしまい、
「海外旅行中ですか?」なんてメールをいただきました。(そんなわけです。)
 
が、このブログを、お読みいただいているんだと思い、嬉しくなりました。
  皆さま、ありがとうございます。

本については又、ここで紹介させてください♪


【関連記事】

・ペットと暮らすCさんのリフォーム
・リフォーム工事はワクワクします
・ペットと暮らすCさんのリフォームが完成
 








| インテリア | 12:00 | TOP↑

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アジアの雑貨  種入れ

インテリアの小物や雑貨は、ただ飾るだけでなく、生活の中で何か役わりを果たすものが好きです。
特に、そのもの本来の使い方から離れて、違った使い方ができそうなものを見つけると、
嬉しくなってつい買ってしまいます。

タイで暮らしていた時も、いろいろアイデアが湧いてくる雑貨や工芸品にたくさん出会いました。


アジアの アジアの2



写真は北の地方で使われている種入れです。
竹で編んだかごに虫除けの漆を塗ったもので、
丸い蓋とかごをとり合わせた形が素敵、と思って買いました。
下は上げ底になっていて風通しが良くなっています。

これに玉ねぎやジャガイモを入れて涼しい部屋に置いています。
冬は実家の母がリンゴをたくさん送ってくれるので、
この中に入れて (かなり入ります。)玄関に置いています。
ふたを開けておくと、帰った時にリンゴのいいにおいがして、家族にも好評です。

ところで、そのもの本来の使い方から離れて、違った使い方をすることをインテリアでは、
「見立て使い」と呼ぶようですが、私は「転用」と呼んでいます。

アジアの雑貨や小物は、日本では安価なものばかりが
多く紹介されているようで、ちょっと残念に思う時があります。
タイには転用しやすくて、手仕事の丁寧さが伝わってくる、上質なものがたくさんありました。

++++++++++++++

ところで、昨日新しいお客様の敷地を見に行ったところ、
道を挟んでお向かいが、20年前に設計を担当したお宅でした。

懐かしくて、ピンポン♪でもしようかと思いましたが、…… 
こちら側が、南だし……、少し様子を見ることにして帰って来ました。
あ~、驚いた!

| インテリア | 18:08 | TOP↑

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季節のちりめん細工1  こいのぼり

100505季節のちりめんDSC_1486 - コピー



収納は科学【適所の法則 2 】で紹介した玄関の和ダンスに
ちりめんの金太郎を乗せた「こいのぼり」を飾っています。

和ダンスの中はこんな感じで、母が趣味で作るちりめん細工を入れています。
タンスの上に置くものは、この中から選んで飾ることが多いのでこの収納は、ほんとに適所です。


100505季節のちりめん1DSC_1260 - コピー


ちりめん細工は季節感を出せるものが多く、忙しい時にもささっと、
入れ替えるだけでいいので「季節のインテリア」として重宝しています。

そろそろ玄関の雰囲気も変えようかと思うのですが、
和ダンスとちりめんが一番手間いらずなので、しばらくはこのままになりそうです。 

ところで、タンスの中の適量はそろそろ超えそうですね・・・(^^;。


| インテリア | 08:00 | TOP↑

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お気に入りアイアンスタンド

      ナイスなCD立て


西荻窪の現場の帰り道、
小さなインテリア雑貨のお店で見つけたアイアンのスタンドです。
素材も形も一見素朴ですが、きちんとデザインされていて
とても気に入ったので買いました。

今は 大好きな小野リサの最新アルバム 「ASIA」を乗せています。

ジャケットの川の向こうに見えるのは暁の寺院。
写真の場所は、バンコクに住んでいた頃に私もよく行ったところです。

アジア各地の楽曲を歌う彼女の歌声もまた、優しいインテリアになって
私にとっては、最高に嬉しいアルバムです。

   *このアルバムの3番目に入っているのはタイの王様が作ったJAZZナンバー。
    大好きなタイに早く平和が戻りますように・・・と、祈るばかりです。





| インテリア | 08:00 | TOP↑

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縫い目が肝心♪ ソファーのカバーリング

我が家のソファーはアルフレックスジャパン社のマレンコ。
コロンとした形のソファーです。

先日、営業のMさんが新しく注文したカバーを届けに来てくれました。
というのも、マレンコのカバーリングをきれいにするには
ちょっとしたコツがあるというので、教えていただくことにしたのです。

そのコツとは 「縫い目が中心で、一直線になること。」 だそうです。

1 まず、最初にカバーを裏返して

ソファーのカバー1 ソファのカバー2

2 カバーの縫い目を本体の縫い目に合わせて、ひっくり返す。
   (そう、布団を布団カバーに入れる時の要領です。)

3 最後に丁寧にしわ伸ばし。
    コロンとした表情を出すために、各パーツごとに、
    しわは伸ばして端っこに集めます。

ソファのカバー3

   
  あら、ほんと、きれい。 Mさんありがとうございました♪



NHK文化センター「住まい講座」のお知らせ
NHK文化センター青山教室で 4~6月「住まいの講座」を持つことになりました。
今回のテーマは中高年向けの「リフォーム術」です。 詳しくはこちらをご覧ください。

| インテリア | 20:00 | TOP↑

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フォーカルポイント 1

フォーカルポイント2
  インテリアを楽しむ家

インテリアの用語のひとつに「フォーカルポイント」という言葉があります。
フォーカルとは焦点の意。つまり、空間の中で視線が集中する場所のことです。

例えば、ある空間に扉を開けて入った時に、
まず目に跳び込んでくる場所が最初の「フォーカルポイント」です。

上の写真は、「インテリアを楽しむ家」の
リビングの入り口のドア付近から広角レンズで撮影した写真ですが、
実際には、最初にこの部屋に入った時に見えてくるのは
下の写真の場所で、ここが強く印象付けられます。


           フォーカルポイント2 - コピー


この第一印象を決める最初の「フォーカルポイント」がセンスよく整っていると、
その部屋全体の印象がぐんとよくなる効果があります。

また、この最初のフォーカルポイントになる場所を「見せ場」とし、
印象づけたいイメージでスタイリング(作り込む)することで、
部屋全体のイメージを見せたいイメージにすることができます。

これは、一種の「視覚のマジック」ですが、
インテリアにはこのようなマジックとも呼べるようなテクニックがいくつかあります。

私はよくこのようなテクニックを使って住宅の設計をしています。
というのも、こういう仕掛けを作っておくことで、
よりインテリア効果の高い住宅になり、
住む人が簡単にインテリアを楽しむことができるようになるからです。
もちろん、既にお住まいの住宅でも「視覚のマジック」を応用することで、
簡単にインテリアのレベルアップをはかれます。
それらのテクニックは、順次こちらのブログで紹介していきたいと思います。
    
    +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  
    
    私が「フォーカルポイント」という言葉を強く意識したのは、
    夫の海外赴任に伴って住み始めたバンコクでのことです。

    実を言うと、当時の私は10年間続けた設計の仕事を中断したことへの焦りと、
    異国での慣れない生活で、ストレスばかりが溜まっていました。

    そんな日々に訪れたホテルでのひと時。
    私は、ホテルインテリアデザインの素晴らしさに夢中になりました。
    美しい空間の中にいるのは、それだけで幸せな気分になれるものですが、
    その空間を設計者の視点で読み解いていくと、
    そこにはデザイナーが計算し尽くした
    「視覚のマジック」が随所に仕掛けられていることがわかりました。

    バンコクに引っ越してからしばらくはあまりやることもなく、
    無意味と思えたその頃の生活から救ってくれたのは、
    何時間もただ座って過ごしたり、お茶を飲んだりして楽しんだ、
    ホテルのロビーやダイニングの居心地のいい空間でした。

    +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

その後、バンコクと日本でたくさんの住宅を作ってきましたが
いつも 「居心地のいい空間がずっとキープできるように」と、
考えながら設計をしてきました。
そして今では、空間を読むことに夢中になったあの頃のことを懐かしく思います。

「フォーカルポイント」は住む人のテイストや個性、
こだわりを表現するには格好の場所です。
住まいで自分を表現してみてはいかがでしょうか?



私が考える「心地よい住まい」についてまとめたごあいさつ文、
はじめまして「自分の家がいちばん好き」も、
あわせてご一読いただけましたら幸いです。



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また、下記の拍手欄から受けたコメントやご質問には、
少し時間がかかる場合もありますが、
ブログ上でお返事をしたいと思いますので、こちらからもお気軽にお寄せください。

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