素敵に暮らす 住まいの作り方

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桧の浴室

前回の記事 「家事楽ハウス1」について、
 「浴室の写真も見たかったです。」
 「浴室は板張りですか?」   という質問をいただきました。

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F邸の浴室は壁と天井に桧(ヒノキ)を張っています。
水を含むと木はかびが発生して、腐る原因にもなるので、浴槽を含む下の部分は
TOTOのハーフユニットバスというFRP制の規格品を使いました。

この腰の部分に既製品を使わず、
壁をタイル貼りにして人工大理石の浴槽を設置したのが
下のH邸です。

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室内はいつも、乾燥させた状態を保ちたいので、
どちらの浴室も南側に配置しました。
半身浴をしながら窓辺の緑を楽しむのもいいものです。
  
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今日の日経新聞の夕刊のコラム「なるほど住まい術」に
‘インテリアの目を養う’という記事を書いています。

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家事楽ハウス1

最近、とても忙しくて、なかなかブログをアップできず、
・・・・スミマセン。

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夏に竣工したF邸の洗面所と浴室です。
洗面所の外は物干し場で、右手に見える洗濯機からの距離は限りなく0歩に近く、
働く奥様には洗濯の動線がとても楽になったと好評です。

洗濯機の上には室内側の物干し竿を吊りました。
雨の日や花粉の季節にはここで干すことにしています。

実はこの洗面所の手前に着替え室があり、寝室に続いています。
洗濯だけでなく、朝晩の身支度も楽にできて快適です。

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洗面カウンターの後ろにはリネン収納があり、
タオルやパジャマ、整髪剤やドライヤー、お化粧道具などが入っています。

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小さいお子さんたちも大きくなった時には、洗面所で使ういろいろなものが置けるように
棚をたくさん入れてたっぷりの収納スペースをとりました。

思い切って南面させた洗面所ですが、光がふり注ぐ明るくて気持ちがよい、
グルーミング(身支度)ルームになりました。
ヒノキを張った浴室も、いつもからりとしていてメンテもとても楽です。

最近こんな「家事楽ハウス」をいろいろ考えています。

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マンションのリフォーム

築35年のマンションのリフォームを計画中です。
村崎邸 スケッチパース - コピー - コピー

村崎邸ビフォーアングル - コピー
 
上は完成予定のスケッチパース、下は同じ場所から見た現況の写真。
アフター&ビフォーです。

マンションのリフォームでは、思いきったプランの変更をする場合には
配管やダクトなど、設備の制約を受けることが多いので、
最初に、床下や天井裏の設備の現況を把握することが肝心です。

また古いマンションでは、梁が部屋の真ん中にあったり、
梁下の寸法が低くて圧迫感を感じる物件も多いものです。

こちらのマンションも、
梁の存在を消してきれいな天井に見せること、
梁をできるだけ上げて圧迫感を消すこと、が課題です。

もちろんコストは最重要課題。
今見積中ですが、予算内で納まりますように・・・。




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パウダールーム

[衣類の動線」の記事の中で書いた
「パウダールーム」とは何ですか?というご質問をいただきました。

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パウダールームとは化粧室のことをいいますが、私の事務所では
手洗いカウンターと鏡のある、お客様と兼用のトイレを
パウダールームと呼んでいます。

上の写真はF邸のパウダールームです。左に便器があります。

このパウダールームがあると、名前の通り化粧室として
お客様に、帰り際のお化粧直しに使っていただくこともできますが、
一番いいと思うのは、お客様が「ちょっと手を洗わせて」という時に、
家族で使う洗面所に案内しなくてもいいので、気が楽なことです。

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S邸
パウダールームは通常、玄関の近くに設けますので、
洗面所が2階のプランの時にも、
家族が外から帰った時にすぐ手を洗うことができるので便利です。
その場合は少し大きめの洗面器を付けることにしています。




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来月完成の予定

6月に着工したT邸が内装工事に入りました。

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T邸の内装は全て自然素材を使う予定ですが、
壁にタイルを貼るところがいくつかあります。


自然光や照明の光でタイルの凹凸から出る
陰影を楽しむインテリアになる予定です。

キャプチャ

リビングの壁面には上のタイルが貼られます。
時間によって変わるテクスチャーの変化が今から楽しみです。


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上は洗濯ものを干す日当りのいい家事室。
寝室に続くウォークインクロゼットに繋がっています。
T邸ではフルタイムのお仕事を持つ奥様と一緒に
家事効率のいい動線を考えました。

こちらの住宅は10月末に、工務店さんが完成見学会を持つ予定です。
見学をご希望の方は、10月中旬頃にこのブログ宛てにメールをください。
折り返し、詳しいお知らせをお送りいたします。
場所は小平市です。


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「インテリアと収納計画」は早い時期から

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以前工事中の様子をブログで紹介したSさんのお宅の写真撮影がありました。
竣工して数か月経ちますが、既にとてもよい感じに住みこなされていて
奥様のセンスを感じました。

Sさんとは設計の早い段階から、インテリアに関しても話し合いました。
住まいでは、外観や間取り同様
「インテリアと収納計画」はとても大事だと考えているので
この2つは設計段階で十分に打ち合わせをすることにしています。

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そうすることで、クライアントの方が入居後の住まいや暮らしを
しっかりイメージすることができてメリットがとても大きいのです。

たとえば、新居での必要なものと不要なものが明確になって、
新居には無駄なものが持ち込まれなくなりますし、
家が竣工するまでの間、ものの整理や片づけにもじっくり取り組めます。

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インテリアも同様です。
家具やカーテン、小物に至るまで、トータルに
コーディネートを考える余裕があるので、失敗がなくなります。

また何よりこうしたことで、
入居後の早い段階で、住まいが落ちつき、
暮らしを楽しむことができるようになるのです。

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住まいの「耐震」について

   震災の後、千葉県に住むOさんから 「住まいの耐震」について質問が来ました。

築35年(1976年竣工)の自宅のリフォームを考え始めていたそうですが、
今回の地震では、かなり揺れて屋根の瓦が一部崩れたそうです。

リフォームは、家の耐震化までは考えてはいなかったそうですが、
今回のことで、耐震工事をやるべきかどうか悩んでいるとのこと。
「費用があまりかからなくて 効果がある方法はありますか。」という質問です。

Oさん考えているリフォームは以下のようなものでした。

    お風呂、洗面所、キッチンを取り替えて、リビングとダイニングには
    床暖房をつけたい。1階の床の段差を極力なくしてバリアフリーにする。
    できれば間取りを少し変更して住みやすく、収納も作りつけに。
    更に予算が余れば、今のサッシをペアガラスのサッシに変えたい。

Oさんは1階の多くの部分の床をはがすようです。
このような工事をする時は、床下の状態を見て
予算の優先順位を計りながら家の耐震補強ができるいい機会です。

私は今回 Oさんが耐震リフォームまで考えるのは、
タイムリーなのではないかと思いました。

特に屋根の瓦に損傷があったのですから、同じぐらいの地震が来た場合に、
また同じような揺れがあることを考えると、有効な手立てを打つのは
今後の暮らしの安心にもつながります。

ところで、耐震診断設計をする場合、実際には現状の家の安全度の評価を数値化した上で、
リフォーム後の安全度の評価を上げるような設計をするのが基本です。

また、耐震の考え方は、
  1.地盤と基礎の部分   2.その上の木軸の部分
に、分けてそれぞれの評価を上げて行くように考えるのが一般的です。

しかし、私は耐震設計は評価点だけを求めることが目的ではないと考えています。
耐震診断を行うことで、家屋の弱点が見えたり、改善点が明確になるので、
結果として具体的な対策をとることができる、ということが大事で、
それを限られた予算内で有効に行うことが課題なのだと思っています。

・・・・そんな観点から、本題に入りますが、

リフォーム時には床下の断熱性を高めたり湿気を解消するために
床下の土の部分に防湿シートを敷いて、コンクリートを打設する工事もよく行います。

この時、コンクリートに鉄筋を配列して現在の基礎と一体にすれば、
布基礎が、べた基礎となって、地面と接する部分が建物下の部分全体の「面」になり、
建て物の重さを地面全体で受けることができるようになります。

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こうすることで、地震の揺れに対しては建て物が一体の動きになるために、
部分的に力が集中したり、地盤が弱いところなどに不動沈下が起こったりして
建て物側に亀裂が入ることを防げます。もちろん揺れも軽減され、
結果として、屋根や樋等の部分の損傷も防げたりするわけです。

また、耐震化には柱や筋交いと基礎との筋結が重要です。
床下の今の状態を見ながら、金物を選定していくことができますし、
万が一、基礎が無筋の場合には今の基礎に新しく鉄筋を入れた
基礎を沿わせて、補強することも可能です。

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      立ち上がり鉄筋部分にコンクリートを打ち基礎を既存部分と一体にする

実は1981年以前に建てられた住宅では、無筋部分の基礎がある住宅があります。

ところで、Oさんは予算が許せば、間取りの変更も、とお考えのようです。
基礎の上の木軸部分にバランスよく、筋交いや耐力壁を配置できる
プランを、基礎の部分と一緒に考えれば更に、有効な耐震リフォームに
なるのではないかと思います。
 
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そんなこんなでペアガラスの予算がなくなってしまうかもしれませんが、
今のサッシにアタッチメントをつけてガラスを2重にすることができます。
エコポイントもつきますのでご検討ください。

上の写真はすべて津田沼の家ですが、地盤が軟弱だったために、
3年前に耐震を兼ねたリフォームをしたお宅です。
今回、この地域では液状化現象があちこちに見られたそうですが、
こちらのお宅では建物下の液状化は免れており、ホッとしました。

以下は「住まいの耐震」の補足です。

日本では、1978年に起きた宮城県沖地震の被害状況をうけて、
1981年(昭和56年)に建築基準法が新しく改定されました。
これがいわゆる、「新耐震設計法の導入」と呼ばれるもので、
木造住宅の、地震力に対しての床面積あたりの必要壁長さや、
壁の構造の規定(軸組の種類・倍率)が大幅に改正されました。
この、「新耐震設計基準」による建物は、1995年に起きた
阪神淡路大震災においても被害は少なかったとされています。

だからこの 確認申請時が1981年新耐震以降の建物か否か、
は耐震を考える時に、大きな目安になります。

その後、2006年に施行された改正耐震改修促進法によって、
新耐震以前の設計で建てられた特定の建物には 耐震診断や 改修が義務づけらましたが、
主に公共生のある建築に対してで、木造住宅は該当していません。

木造戸建て住宅の耐震化は、自治体の補助などがある場合もありますが、
持ち主に委ねられているのが現状です。

ところで、1981年の後の2000年にもさらに木造住宅に関する建築基準法の改正があり、
新築時には以下の3つの基準が明確にされました。
現在の、既存住宅に対する耐震診断と設計もこの基準が指針となっています。

①地耐力に応じて基礎の構造を以下の3つに指定。
  ・基礎杭  ・べた基礎  ・布基礎も可能 
 (これによって地盤調査が事実上義務化になりました。
 ほとんどべた基礎ですが、杭を打つ建物も増えています。)

②構造材は場所に応じて継手・仕口の仕様を特定され、
 筋交いや、耐力壁の端部、基礎との筋結金物の仕様が明確化、必須になる。

③耐力壁は計算によってバランスよく配置する。

私も新築住宅の設計に加えて、リフォームの耐震設計では上の考え方を基準にしています。
以上長くなりました。今回はちょっとわかりにくかったかもしれません。
ご意見をいただければ幸いです。
 
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震災から3週間が経ちました。せっかく助かった命なのに、 長引く避難生活で落
とされる命が後を絶たないとのこと・・・・。 祈ることしかできず、悲しいです。

実は津波は免れたものの、水をもらいに行くためのガソリンがなかった両親を
しばらく避難させていました。放射線も心配でした。
が、毎日母は、「家に戻りたい」と言うのです。
どんなことがあっても 自分の家や地域が一番、と思えることは
幸せなことなのだとつくづく思いました。

原発周辺に家があって、避難生活をしている方たちの苦悩を思い、 辛くなります。
戻りたくても戻れない現実と、これからの生活の狭間で
苦渋の決断を迫られる時期に来ている方も大勢います。

高校時代の友人が自分とご主人との4人の両親を連れて、楢葉町から避難していました。
先週、とりあえず埼玉に家を借りた、という連絡をもらいました。
「将来が見えなくて、不安や、悲しさ、怒りがあるけど仕方がない。」と言っていました。

早く原発が収束して復興に向かってほしいと願うばかりです。



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棟が上がりました。

昨年の3月に 
広い敷地は難しい・・・。」のタイトルで紹介したI邸の現場です。

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12月に現場が着工して、先週棟が上がりました。
昨日は週に1度の定例会議。
会議には、クライアント、現場監督、各業者さん、設計事務所が参加します。

その後の経過を報告しますと、7月にプランが固まり、
(I邸はかなりじっくり、詰めました。)
9月中旬に実施設計を終え、工務店さんへ見積もり依頼。
予算内で納めるために若干の設計変更はありましたが、
ほぼ模型通りの形です。

昨日は軸組み(木の構造)のチェックと、
来週から始まる電気設備工事の打ち合わせでした。
電気の配線や、換気扇のダクト、照明やエアコンの
設置位置などの確認はこの時期に行います。
 
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工事を請け負っていただいているのは栄伸建設さん。
現場監督の矢作さんはとても真面目な信頼のおける監督さんです。
今日は私たちに「注文住宅は作る側にもやり甲斐があります。」
という話をしてくださいました。

「I邸はちょっと難しい住宅ですが、
皆で知恵を出し合って、いい建物にしましょう。」とも
言っていただき、Iさんともども感激しました(*^_^*)。

と、いうことで現場のチームワークもばっちりです♪


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■ 拙著「40代からの住まいリセット術」を、
  婦人公論さん(1月22日号)も取りげてくださいました。
  ありがとうございました!

  いろいろなところで取り上げていただいて嬉しいです。
    

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家族管理コーナー

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『家事楽プラン』で雑誌にも取り上げていただいた
桜上水の家では、階段まわりを利用して、
ダイニング側にこんなコーナーを作ってみました。

コルク張りの壁には家族の予定表や、
お子さんの学校のお知らせやメモを貼ったり、
自転車の鍵などをぶら下げています。

下には、市販のボックスにキャスターをつけた
キャビネットが4つ、うまく納まりました。

右のキャビネットには家電の取り扱い説明書や、
お子さんの学校関係の書類など、A4ファイルごとに
家庭内の雑多なものが納められています。

まだダイニングテーブルで宿題をするお子さんそれぞれの
勉強道具を入れるキャビネットもあります。

壁の厚みを利用して手前に引き違い戸をつけているので
普段は隠れていて見えません。

とても便利な家族管理コーナーです。


| 住まい作り | 15:44 | TOP↑

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小さくても広く住める家

先週、オープンテラスの家の取材撮影がありました。
2月に発売になる「小さくても広く住める家」というタイトルの
MOOK(雑誌と書籍の中間的性格の本)に掲載の予定です。

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小さな住宅ほど動線と収納が住みやすさのカギを握ります。
動線が整理された効率の良いプランで無駄なスペースをなくすこと。
そして適所に浅く高密度の収納プランを作ることです。

広く感じさせる工夫としては、吹き抜けやコート(囲われた庭)などの
視覚的な効果を利用して空間の広がり感を演出すること、です。

こちらの家では、テラスと室内の床の高さをそろえ、
開口部は天井まで届く高さにして、たれ壁をなくしたことで
外部とよりつながった感じになっています。

さらに工夫とした点は、カーテンの代わりに窓の内側に雨戸を設けています。
戸が2本奥の壁の中に入っているのがわかるでしょうか?
日よけの透けたロールブラインドは窓の内側の天井の中にしまわれています。
カーテンをなくすことができて開口部がすっきりと納まりました。

外部のテラスの奥行きは約2メートルですが、
ルーバー状の壁の高さを高くして囲い込んだ空間にすることによって
更に室内との一体感が生まれ、その分広く感じるわけです。


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【関連記事】
とれない柱も工夫次第

| 住まい作り | 19:42 | TOP↑

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