素敵に暮らす 住まいの作り方

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インテリアレッスン5 「フォーカルポイント」

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ギャラリーの家

先月から始まった日経新聞のリレー連載「なるほど住まい術」に、
「玄関の演出」というタイトルでフォーカルポイントの話を書いたところ
たくさんの方から、メールをいただきました。

「なるほど~、と思って読みました。」という方や、
ご自宅の玄関の写真を送ってくれた方もいました。

     以下に要約したものを紹介します。

      フラワーアレンジの先生のAさんから
     「Bさんのお宅がとてもセンスよく、住みごこちのいい家に感じた。
     うちとどこが違うのかしら?」
     という相談を受け、Aさんの家を訪れると2つのミスを発見。
     
     玄関に飾ってある季節の花々は、首を90度曲げなければ目に入らない
     下駄箱の上にあり、一方、玄関の正面に置かれた棚には電話機が置かれ、
     下には古雑誌、横には宅配便の段ボールが畳んで置いてあった。
 
      そこで提案したのが2つの解決策。
     電話機の場所には小ぶりな飾り台を置き、季節感を演出するAさんの作品はここに置く。
     古雑誌や段ボールは目に入らないところに移して、決して玄関には置かないこと。
     
     「それだけ?」と驚くAさんだったが、
     この解決策の裏には「フォーカルポイント」という理論がある。
     フォーカルポイントとは焦点という意味だが、建築やインテリアの世界では
     「ある空間に入った時に最初に視線が集中する場所」という意味で使われる。

     実は住まいの中の個々の部屋の印象を左右するのもこのフォーカルポイント。
     特に家の第一印象となる玄関のフォーカルポイントは重要で、
     玄関の扉を開けてまず正面に目に入るこの場所が家全体の印象を左右する、と言ってもいい。

     ここに見せたいものを飾れば目を引きつけて効果的だし、
     すっきり整えるだけでも片付いた好印象の家になる。
     実際に玄関を開けて、来客になったつもりで家に入ってチェックしてみよう。
 


インテリアの空間を、とりあえず美しい印象にするには
このフォーカルポイントを意識して整えることをお奨めしています。

玄関の次はリビングやトイレも、お客様になったつもりで見て
フォーカルポイントを飾ったり、見せたくないものを取り除いてみてください。

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ギャラリーの家

また、次は廊下や階段など、家の中を歩く時にどこに目線が行くかを意識して見てください。
廊下は突き当たりの壁に、階段では踊り場の壁に、しばらく目が行きます。
実はそこも移動中のフォーカルポイントです。
絵を掛けたり、観葉植物などをおいて、歩きながらインテリアを楽しめます。

こんなふうに空間をフォーカルポイントになるコーナーごとに
整えていくやり方もインテリア上達への近道です。

また、自宅の中で目線を意識した生活をしてみると、
外出先でも、自然といい空間には敏感になって
自分の中の琴線に触れるようになります。
 
こうなったらしめたもの。レッスン3と レッスン4でも書きましたが、
そこがなぜ素敵に見えるのか、居心地良く感じるのか、を
一度立ち止まって考えるだけで、確実にセンスはアップしていきます。

以前に書いた「フォーカルポイント」の記事も、参考に読んでみてください。
 
         (日経新聞の次のコラムは「動線」について。8月22日の夕刊に載る予定です。)



 

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