素敵に暮らす 住まいの作り方

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フォーカルポイント 1

フォーカルポイント2
  インテリアを楽しむ家

インテリアの用語のひとつに「フォーカルポイント」という言葉があります。
フォーカルとは焦点の意。つまり、空間の中で視線が集中する場所のことです。

例えば、ある空間に扉を開けて入った時に、
まず目に跳び込んでくる場所が最初の「フォーカルポイント」です。

上の写真は、「インテリアを楽しむ家」の
リビングの入り口のドア付近から広角レンズで撮影した写真ですが、
実際には、最初にこの部屋に入った時に見えてくるのは
下の写真の場所で、ここが強く印象付けられます。


           フォーカルポイント2 - コピー


この第一印象を決める最初の「フォーカルポイント」がセンスよく整っていると、
その部屋全体の印象がぐんとよくなる効果があります。

また、この最初のフォーカルポイントになる場所を「見せ場」とし、
印象づけたいイメージでスタイリング(作り込む)することで、
部屋全体のイメージを見せたいイメージにすることができます。

これは、一種の「視覚のマジック」ですが、
インテリアにはこのようなマジックとも呼べるようなテクニックがいくつかあります。

私はよくこのようなテクニックを使って住宅の設計をしています。
というのも、こういう仕掛けを作っておくことで、
よりインテリア効果の高い住宅になり、
住む人が簡単にインテリアを楽しむことができるようになるからです。
もちろん、既にお住まいの住宅でも「視覚のマジック」を応用することで、
簡単にインテリアのレベルアップをはかれます。
それらのテクニックは、順次こちらのブログで紹介していきたいと思います。
    
    +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  
    
    私が「フォーカルポイント」という言葉を強く意識したのは、
    夫の海外赴任に伴って住み始めたバンコクでのことです。

    実を言うと、当時の私は10年間続けた設計の仕事を中断したことへの焦りと、
    異国での慣れない生活で、ストレスばかりが溜まっていました。

    そんな日々に訪れたホテルでのひと時。
    私は、ホテルインテリアデザインの素晴らしさに夢中になりました。
    美しい空間の中にいるのは、それだけで幸せな気分になれるものですが、
    その空間を設計者の視点で読み解いていくと、
    そこにはデザイナーが計算し尽くした
    「視覚のマジック」が随所に仕掛けられていることがわかりました。

    バンコクに引っ越してからしばらくはあまりやることもなく、
    無意味と思えたその頃の生活から救ってくれたのは、
    何時間もただ座って過ごしたり、お茶を飲んだりして楽しんだ、
    ホテルのロビーやダイニングの居心地のいい空間でした。

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その後、バンコクと日本でたくさんの住宅を作ってきましたが
いつも 「居心地のいい空間がずっとキープできるように」と、
考えながら設計をしてきました。
そして今では、空間を読むことに夢中になったあの頃のことを懐かしく思います。

「フォーカルポイント」は住む人のテイストや個性、
こだわりを表現するには格好の場所です。
住まいで自分を表現してみてはいかがでしょうか?



私が考える「心地よい住まい」についてまとめたごあいさつ文、
はじめまして「自分の家がいちばん好き」も、
あわせてご一読いただけましたら幸いです。



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この記事は書き換えられています。(2011年5月13日)

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