素敵に暮らす 住まいの作り方

2011年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年09月

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衣類の動線

F邸で「住まい講座」を開催しました。
テーマは、「きれいをキープする住まいのコツ」。

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F邸は、1階部分は、ワンルームのリビングダイニングキッチンと
玄関、パウダールームのみの構成。寝室や浴室、洗面室は2階です。

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リビングダイニングキッチンを広く見せるために、庭とテラスを
視覚的に取り込んだ設計の工夫は以前のブログでも書きました。

今回の見学会のテーマは「きれいをキープする・・」ということで
私は収納を作った場所(適所)の話を、奥様は収納内部の工夫(適量)を、
それぞれ設計者と住み手の視点からお話しをしました。

ところで「適所と適量の収納の法則」以外に
このお宅がきれいをキープするのを簡単にした設計のポイントがあります。

それは2階に洗面所と浴室を持っていったこと。
寝室が2階にある場合、2階に水回りがあると生活の動線がとても楽になります。

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と、いうのも、衣類にかかわる
①脱ぐ ②洗う ③干す ④とりこむ ⑤たたむ ⑥しまう、
この六つの動作をする場所が近ければ近いほど、
洗濯の動線と、身支度の動線、両方の生活動線は短くなります。


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F邸では洗濯ものは2階のバルコニーで干していますから
この、①から⑥までの衣類にかかわる一連の動作を、
全て階段の昇り降りをせずにできるわけです。
しかも一連の動作は移動距離がぐんと縮まり、短時間でできます。

洗面所と寝室が近くにあるのも、朝晩の身支度が楽になり快適。
何より衣類が二階だけにとどまるので、
一階のリビングやダイニングが散らかりにくくなります。

逆に動線がねじれ、複雑に絡まりあうと洗濯だけでも時間がかかります。
みなさんの家の、動線はいかがでしょうか?

こんな話を本日掲載の、日経新聞のコラム
「なるほど住まい術」にも書かせていただきました。

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26名の参加者の中には、「40代からの住まいリセット術」をお読みくださり、
宇都宮からいらしてくれた方がいて嬉しく思いました。

レクチャーの後、薔薇のお庭を見ながら、
美味しい紅茶とケーキをいただきました。
Fさんの、スタイルのある暮らし方に、私自身いつも刺激を受けます。

少し前のレクチャー「プロの技と基本ルール 風通しのいい家」は
こちらでは紹介できませんでしたが、参加者の方が下のブログにまとめてくれました。
ありがとうございました♪

■ まろにゃんさん "女性建築家が建てた家"  
                      

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インテリアレッスン5 「フォーカルポイント」

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ギャラリーの家

先月から始まった日経新聞のリレー連載「なるほど住まい術」に、
「玄関の演出」というタイトルでフォーカルポイントの話を書いたところ
たくさんの方から、メールをいただきました。

「なるほど~、と思って読みました。」という方や、
ご自宅の玄関の写真を送ってくれた方もいました。

     以下に要約したものを紹介します。

      フラワーアレンジの先生のAさんから
     「Bさんのお宅がとてもセンスよく、住みごこちのいい家に感じた。
     うちとどこが違うのかしら?」
     という相談を受け、Aさんの家を訪れると2つのミスを発見。
     
     玄関に飾ってある季節の花々は、首を90度曲げなければ目に入らない
     下駄箱の上にあり、一方、玄関の正面に置かれた棚には電話機が置かれ、
     下には古雑誌、横には宅配便の段ボールが畳んで置いてあった。
 
      そこで提案したのが2つの解決策。
     電話機の場所には小ぶりな飾り台を置き、季節感を演出するAさんの作品はここに置く。
     古雑誌や段ボールは目に入らないところに移して、決して玄関には置かないこと。
     
     「それだけ?」と驚くAさんだったが、
     この解決策の裏には「フォーカルポイント」という理論がある。
     フォーカルポイントとは焦点という意味だが、建築やインテリアの世界では
     「ある空間に入った時に最初に視線が集中する場所」という意味で使われる。

     実は住まいの中の個々の部屋の印象を左右するのもこのフォーカルポイント。
     特に家の第一印象となる玄関のフォーカルポイントは重要で、
     玄関の扉を開けてまず正面に目に入るこの場所が家全体の印象を左右する、と言ってもいい。

     ここに見せたいものを飾れば目を引きつけて効果的だし、
     すっきり整えるだけでも片付いた好印象の家になる。
     実際に玄関を開けて、来客になったつもりで家に入ってチェックしてみよう。
 


インテリアの空間を、とりあえず美しい印象にするには
このフォーカルポイントを意識して整えることをお奨めしています。

玄関の次はリビングやトイレも、お客様になったつもりで見て
フォーカルポイントを飾ったり、見せたくないものを取り除いてみてください。

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ギャラリーの家

また、次は廊下や階段など、家の中を歩く時にどこに目線が行くかを意識して見てください。
廊下は突き当たりの壁に、階段では踊り場の壁に、しばらく目が行きます。
実はそこも移動中のフォーカルポイントです。
絵を掛けたり、観葉植物などをおいて、歩きながらインテリアを楽しめます。

こんなふうに空間をフォーカルポイントになるコーナーごとに
整えていくやり方もインテリア上達への近道です。

また、自宅の中で目線を意識した生活をしてみると、
外出先でも、自然といい空間には敏感になって
自分の中の琴線に触れるようになります。
 
こうなったらしめたもの。レッスン3と レッスン4でも書きましたが、
そこがなぜ素敵に見えるのか、居心地良く感じるのか、を
一度立ち止まって考えるだけで、確実にセンスはアップしていきます。

以前に書いた「フォーカルポイント」の記事も、参考に読んでみてください。
 
         (日経新聞の次のコラムは「動線」について。8月22日の夕刊に載る予定です。)



 

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