素敵に暮らす 住まいの作り方

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スケール感を身につける!

先週は住まいのセミナーが続きました。

20120525スケール - コピー

金曜日のアトリエサラ住まい講座
「素敵に暮らす住まいの作り方(基礎編)」のテーマは

    だれでもなれる「住まい上手」   
    ・・・時間を生みだす「動線のいい住まい」について・・・   でした。

住まい上手や、インテリア上手になるための第1歩として、
この小さなスケールを、クラスの皆さんにお渡ししました。

講座の中では、テーブルや、CDケースの大きさを目で見て、
自分が思う寸法を瞬時に答えていただき、
その後実際に測った正しい大きさと比較して、
ご自分のスケール感がどれくらい正しいか(正しくないか・・・)
を感じていただきました。

リフォームを考えている人や、家具を買い替えようと思っている人、
ちょっとした工夫で収納スペースを増やしたいという人は、
これでいろいろなものを測ってみると、役立ちます。
 
タオルをたたんだときの幅は何センチか? 
何センチ奥行きがある棚なら入れたいものがぴったり収まるのだろうか?  
 
洋服の肩幅を測れば、クローゼットの奥行きが
何センチあればいいかがわかります。
奥行きが90センチもある押し入れは、
洋服には適さないこともこれで実測すると納得できるはずです。

レストランでよく使われているコップの高さは、たいてい九センチほど。
意外にコップ用の棚一段の高さは低くてもいいということがわかります。
引き出しの収納に入れるのであれば、引き出しの高さはコップの高さぎりぎりでよいのです。
 
ほかには、缶詰の直径と高さ、トイレットペーパーのサイズ、
一つひとつ測ってみると、理想の収納が見えてきます。

いつもスケールを持ち歩き、ちょこちょこ測っていると、
やがて自分のなかに「スケール感」が生まれます。

これと思うものをひと目で「あ、これは何センチくらい」とわかるようになるのです。
この感覚が備わると、住まいをよりよくする際の強力な武器になります。

皆さんにも1~2メートル程度のこんな小さなスケール(巻尺)を
いつも持ち歩いてみることを、ぜひおすすめします。



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土曜日は、三井ホーム大宮ソニックシティオフィスの
オープン記念イベントでリフォームのセミナーをおこないました。

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こんな素敵なDMを作っていただきました。

男性も多く、80名もの方が来てくださり実は緊張しました。
2時間以上の話にもかかわらず、皆さん最後まで熱心に聞いてくださいまして
ありがとうございました。

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インテリアレッスン5 「フォーカルポイント」

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ギャラリーの家

先月から始まった日経新聞のリレー連載「なるほど住まい術」に、
「玄関の演出」というタイトルでフォーカルポイントの話を書いたところ
たくさんの方から、メールをいただきました。

「なるほど~、と思って読みました。」という方や、
ご自宅の玄関の写真を送ってくれた方もいました。

     以下に要約したものを紹介します。

      フラワーアレンジの先生のAさんから
     「Bさんのお宅がとてもセンスよく、住みごこちのいい家に感じた。
     うちとどこが違うのかしら?」
     という相談を受け、Aさんの家を訪れると2つのミスを発見。
     
     玄関に飾ってある季節の花々は、首を90度曲げなければ目に入らない
     下駄箱の上にあり、一方、玄関の正面に置かれた棚には電話機が置かれ、
     下には古雑誌、横には宅配便の段ボールが畳んで置いてあった。
 
      そこで提案したのが2つの解決策。
     電話機の場所には小ぶりな飾り台を置き、季節感を演出するAさんの作品はここに置く。
     古雑誌や段ボールは目に入らないところに移して、決して玄関には置かないこと。
     
     「それだけ?」と驚くAさんだったが、
     この解決策の裏には「フォーカルポイント」という理論がある。
     フォーカルポイントとは焦点という意味だが、建築やインテリアの世界では
     「ある空間に入った時に最初に視線が集中する場所」という意味で使われる。

     実は住まいの中の個々の部屋の印象を左右するのもこのフォーカルポイント。
     特に家の第一印象となる玄関のフォーカルポイントは重要で、
     玄関の扉を開けてまず正面に目に入るこの場所が家全体の印象を左右する、と言ってもいい。

     ここに見せたいものを飾れば目を引きつけて効果的だし、
     すっきり整えるだけでも片付いた好印象の家になる。
     実際に玄関を開けて、来客になったつもりで家に入ってチェックしてみよう。
 


インテリアの空間を、とりあえず美しい印象にするには
このフォーカルポイントを意識して整えることをお奨めしています。

玄関の次はリビングやトイレも、お客様になったつもりで見て
フォーカルポイントを飾ったり、見せたくないものを取り除いてみてください。

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ギャラリーの家

また、次は廊下や階段など、家の中を歩く時にどこに目線が行くかを意識して見てください。
廊下は突き当たりの壁に、階段では踊り場の壁に、しばらく目が行きます。
実はそこも移動中のフォーカルポイントです。
絵を掛けたり、観葉植物などをおいて、歩きながらインテリアを楽しめます。

こんなふうに空間をフォーカルポイントになるコーナーごとに
整えていくやり方もインテリア上達への近道です。

また、自宅の中で目線を意識した生活をしてみると、
外出先でも、自然といい空間には敏感になって
自分の中の琴線に触れるようになります。
 
こうなったらしめたもの。レッスン3と レッスン4でも書きましたが、
そこがなぜ素敵に見えるのか、居心地良く感じるのか、を
一度立ち止まって考えるだけで、確実にセンスはアップしていきます。

以前に書いた「フォーカルポイント」の記事も、参考に読んでみてください。
 
         (日経新聞の次のコラムは「動線」について。8月22日の夕刊に載る予定です。)



 

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インテリアレッスン4 「センスを磨く」

今回はインテリアの「センスを磨く」方法について、です。

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自分の部屋をセンスのいい部屋にしたいと思ったら、
意識的に、いい空間をたくさん見たり、
いいインテリアを体験することだと思います。

なぜなら、たいていの人の創造力は、
本や、実際に体験した空間で見たものが、もとになっているからです。

手っ取り早いのは、いいと思うインテリアを真似ることですが、
たくさん見ることによって、新しい空間を考え出したり、
自分の世界を作ることができるようになっていくのではないかと思います。

実際、見たり、体験しなければ想像も創造もできないわけですが、
ある程度の量を見て、自分の中に蓄積することができれば、
インテリアは、ある日を境に自分の中にアイデアが浮かぶようになり、どんどん上達します。

そういう意味でインテリアは語学と似ているような気がします。
赤ちゃんが周りの言葉を聞いていて突然しゃべり出すようになったり、
大人になっても、外国語を習ったり、聴き続けていると、
ある日突然理解できるようになったり、しゃべれるようになったりするのと同じです。

いい空間の中に身を置いていると、センスは自然と身に付きますが、
早くセンスを身に付けたかったら、いい空間をたくさん見て、
そしてそれがなぜいいのかを、自分の中で意識していくことです。

この、突然のように出てきたセンスは、
実は蓄積されたものが飽和して出てきたわけですから、
けして後戻りはしないものです。

これが、前回のインテリアレッスン3で、

   実際に我が家を作る時のヒントになるような教則本や雑誌は、
   もう少しあとで買うことにして、
   今は、「現実には無理!」と思うくらい素敵で、
   インテリアとしても、ハードルが高い、きれいな写真集を選びます。


と書いた理由です。

この方法はセンスを磨くための1つレッスンとして、
毎年、学生への宿題にしていますが、丁寧に時間をかけてやってくる人は、
独学でも十分にセンスアップしてくるのがわかります。

美意識は、長いあいだの積み重ねではぐくまれます。
実際、彼女達のなかには、今まで書いたような自分でできるインテリアレッスンによって
めきめきとセンスを磨き、自分の家のインテリアを変えて楽しみ出す人たちが大勢います。



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インテリアレッスン3 「インテリアを読む力をつける」

インテリアレッスン1インテリアレッスン2で、自分の好みがわかってきたら、
好きなタイプの写真がたくさん掲載されている
ハードカバーのしっかりしたインテリアの本を入手してみます。


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洋書でも和書でも、「これ!」と思うものを1.2冊厳選します。
ちょっと値段の張る、写真のきれいな本には、
一流のデザイナーや写真家、編集者が携わっており、
彼らがつくりだした洗練された空間は、見る目を養うために確実に役に立ちます。

ここでちょっとアドバイスしたいのは
実際に我が家を作る時のヒントになるような教則本や雑誌は、
もう少しあとで買うことにして、

今は、「現実には無理!」と思うくらい素敵で、
インテリアとしても、ハードルが高い、きれいな写真集を選びます。

本はできるだけ毎日ページを開き、気になる写真に付箋を貼って、
何度も何度もそのページを見て、それをレッスン1の、
切り抜き写真でやったように、言葉にしていきます。

そうすると、あれもいい、これもいい、と思って見ていたものが、
少しずつ収束して、あれよりこちらのほうが私は好きだ、とか、
やはりこの感じが私のテイストだ、と思えるようになります。
つまり好みの巾がより小さくなって、好きなものに敏感になってくるのです。

不思議ですが、この練習を続けると単なる「好き」から一歩前進して、
「自分は、なぜそれが好きなのか」「なぜ美しいと感じるのか」が、
徐々にわかってきます。
 
実は、この「なぜ美しいかがわかる」ということが、
「インテリアを読み込む力がついてくる」ということなのです。
           
    次回は具体的な「センスの磨き方」についてです。



 

| インテリアレッスン | 17:40 | TOP↑

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インテリアレッスン2 「スタイルを知る」

 インテリアには、様々な、「スタイル」と呼ばれるものがあります。
それぞれのスタイルの特徴を知ることも、自分の好きを知る近道になります。

代表的なところでは、直線的でモノトーンが主体のクールな印象をもつ「モダン」スタイル、
自然素材の家具や小物で明るくさわやかな印象の「ナチュラル」スタイルなどです。

また、国や地域のインテリアの特徴を指して、「イタリアン」「和風」「北欧風」「南仏風」
「カントリー調」「アジアン」などといった分けかたもあります。

  (ネットにはスタイルを解説をしているサイトもたくさんあるので、
   いろいろ調べてみてください。)

自分の好みのスタイルが、だいたいどのあたりにあるかを知ることも、
インテリア上手になるための第一歩です。
というのはインテリアでは、「自分は何が好きか」を見極めることが、
いちばん大切なことだからです。

洋服や靴など身につけるものと同じで、私たちは、自分の好きでないスタイルに包ま
れていると、どこか落ち着かない気分になるものです。

自分がほっとできる居心地のいい空間を作るために、
「自分は何が好きか」を知ること、「自分の好きを分析する」ことから始めてみてください。



図1


私は、学生のころから建築家のフランク・ロイド・ライトが好きで、
ライトが設計した家の写真のポストカードを、長いこと机の前に貼っていました。
目を閉じても鮮明に思い浮かぶほど見つめ続けた写真です。




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インテリアレッスン1 「何が好きかを見極める」が最初の一歩 

図2

このノートは、私が学生時代に作り始めて、
バンコクにも持って行った「私のインテリアノート」です。

インテリアには特別なセンスが必要だと思っている人や、
自分とは無縁なものだと考える人がいます。

「雑誌を見るとすてきだなと思うけど、わが家には無理」

こんな発言をする人の多くはどうやら、
「インテリアは難しいものだ」と思い込んでいるようです。

そういう人は、もしかすると自分自身、何が好きか
わかっていないのかもしれません。

インテリア上手になるためには、まずは自分の“好き”を知ることです。
そのためには「いいな」と思うものをたくさん集めて、見ることが役立ちます。

例えば、雑誌でもチラシでも、旅行パンフレットに載っていたホテルの室内写真でも、
たくさん見て、直感的に「いいな」と思う写真や
イラストを切り抜いて、上の写真のようにノートやファイルに貼ってみてください。
このノートが、自分の“好き”の「インテリア集」となります。

また、そのときどきで「いちばんいい」と感じるものは、
机の前など、頻繁に目がいく場所に貼って、一日に何度も見るようにすると、
次第に「インテリアの目」が養われていきます。

さらに、その写真を、言葉で描写してみると、
ぼんやりとしていた自分の「好み」が次第にはっきりとしてきます。

明るい、さわやか、シック、モダン、クール などの空間全体から受ける印象や、
物理的な視覚に訴える印象などを書きとめたり、口に出して言ったりしてみるのです。

このようなことをしているうちに、自分が「いいな」と感じるインテリアに、
ある共通性が見えてきます。この方法は、好みが曖昧な人や、
「なんとなく好きなものはあるけど、はっきりしない」という人にとくに有効です。

少なくとも半年続ければ、きっと好みのインテリアが見えてきます。

私自身、学生時代にこのファイルで、
「自分のインテリアスタイル集」づくりを始めましたが、
今見返してみると、その時々に好きだったインテリアに加えて、
嗜好の引き出しのなかに新しいものが、どんどん蓄積されてきたことがわかります。

                           
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■ 「小さくても広く住める家」(成美堂出版 2月1日発売)にオープンテラスの家が紹介されました。
  4章の「上手な収納で狭さをカバー」のページも監修しています。

■ 「クロワッサン」(マガジンハウス 2月10日発売)
   “片づけられる人 片づけられない人”号に掲載されました。

■ (財)住宅金融普及協会 住まいのポータブルサイトの『百・花・争・鳴』
   「『居心地のいい住まい』の作り方~動線と収納をセットで考える」を寄稿しました。


  

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| インテリアレッスン | 18:58 | TOP↑

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「見せる」と「隠す」は表裏一体

このブログでも書いてきましたが、
動線と収納を整えるとそれだけでずいぶん暮らしやすくなります。
無駄な動きがなくなることで、家事や身支度にかかる時間効率がよくなったうえ、
片付けなくても片付く“散らからない家”に近づくからです。

ブログリビング3 -
20坪の家

ここまでくれば、住まいに「自分らしさ」を出したり、
どこよりも「居心地のよい場所」にすることは思うより簡単です。
家のなかがすっきり整っているために、雑多なものに視線を奪われることがなく、
フォーカル・ポイントをより際立たせることができるからです。

つまり、片付いていれば、インテリア全体がまとまりやすくなります。
「見せると隠すは表裏一体」 すなわち、
インテリアは、収納と動線がそろって初めて成り立つ、というのが私の考え方です。

こんな考え方の住まいづくりの法則をいつも下のような図で表しています。

キャプチャ

大学や、文化セミナー、アトリエサラ主催のインテリア講座では、
インテリアのセオリーや、視覚のマジックについてお話しします。

そのあとで、コーディネートのコツやコーナーの作り方、
家具やカーテンなどの選び方といった、基本的なことを、
誰でも同じように学んでいただきますが、不思議なことに、
同じことを学んでも、それを実践するときの表現方法は千差万別です。

そしてそれぞれが思い思いに個性を発揮する、
そのことが、インテリアの最大の楽しみです。

私は、好みのスタイルや、基本的なことを理解したら、
最終的には自分自身の心地よいと思うインテリアを
自由に表現するのがよいと思っています。

動線と収納を整え、フォーカル・ポイントが用意されたら、
あとは自分が好きだと思える住まいを作っていくのが、
住まう人の喜びだと思うからです。

これから少しづつ、住まいの設計者という視点でとらえる
インテリアの基本とその考え方を、「インテリアレッスン」という
カテゴリーで書いてみようと思います。

読んでいただいた方にとって、自分自身でどんどん
インテリアが楽しめるようになる下地になればと思います。

ご質問をいただければこちらでもお応えしたいと思いますので
是非、右のメールフォームよりメールをください。お待ちしています。



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